幼稚園教諭の給料ってどのくらい? 新任・ベテラン・園長の給料事情

給与明細
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いつ幼稚園に行っても、幼稚園の先生方は忙しく走り回っているものですよね。

はたして幼稚園教諭はどのくらいのお給料であの激務をこなしているのでしょうか?

この記事では、幼稚園教諭の給料について紹介いたします。

また、新任・ベテラン・園長などによって、給料は変わってくるのでしょうか?

 

平成28年度 幼稚園教諭の平均年収

まずは平均から見ていきましょう。出典は平成28年の厚生労働省 賃金構造基本統計調査(http://www.mhlw.go.jp/toukei/list/chinginkouzou.html)です。

 

企業規模が10人以上の幼稚園で働く幼稚園教諭(男女)の労働統計

・平均年齢:33.0歳
・勤続年数:7.7年
・労働時間:176時間/月
・超過労働:2時間/月
・給与月額:229,000円
・年間賞与:645,300円
・平均年収:3,393,300円

 

いかがでしょうか。

幼稚園教諭は保育士とならんで低給与がたびたび話題となっているほど「激務のわりに給与が低い職種」と言われていますが、統計を見るかぎりではその通りのようです。

全産業の平均年収が442万円(平成28年)ですので、これを大幅に下回っていることになります

超過労働時間(いわゆる残業)が意外なほど少ないようですが、これはあくまで「残業手当が支払われている超過労働時間」であり、職務内容を考えるとサービス残業はこの比ではないと思われます。

特に保育業界は9割サービス残業といわれるくらいに過酷な現場です。持ち帰りの仕事もかなり発生しているでしょう。

また平均年齢が33歳ということで、離職率が高いことが推測されますね。これも現場の諸条件の厳しさを物語っているのではないでしょうか。

 

新任の幼稚園教諭の給料ってどのくらい?

前述した賃金構造基本統計調査で、新任1年目の女性の幼稚園教諭のお給料を見てみましょう。
幼稚園教諭の最少年齢であろう20歳(短大卒)とみなすことができます。

 

所定内給与金額(残業代を差し引いた月給):192,900円
賞与:416,900円

 

経団連の統計(平成28年)によると、全産業で短大卒労働者(技術系)は 180,166円ですので、ことさらに低いわけではなさそうです。
都内の幼稚園の人材募集では、初任給20万円程度の給与条件もよく見るようになりました。

では、上記のような低給与問題はどうして起こってしまうのでしょうか?
それは、幼稚園教諭が昇給しにくいことに関係しているようです。

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幼稚園教諭の給料は、年数ごとに上がってゆく?

ゆるやかに給料が上がってゆく幼稚園は多いですが、昇給率は期待しないほうがいいかと思われます。

今度は、この新卒の女性教諭がもっとも働きざかりで経験も充実した40歳になった時点での給与を見てみましょう。

 

所定内給与金額(残業代を差し引いた月給):242,500円
賞与:770,100円

 

同年齢の短大卒女性の平均給与が月額約27万円といわれていますので、この時点で職務内容に応じた昇給が十分にされているとはいえないようです。

一方で、勤続年数が上がるに連れて、責任感がどんどん問われてくるようになります。特に、担任を持ったときには「絶対に休めない」という状況になるため、「給料が割に合わない」と感じる人も多いようです。

そのため、「本当に子供が好き」という気持ちが、幼稚園教諭を長く勤めるうえでは、大切になってくると考えられます。

統計から見ると、ベテランの幼稚園教諭になったとしても高給を期待することはほぼできないといっていいでしょう。

ただし、「幼稚園への勤続年数の長さ」は、信頼感につながります。例えば、「幼稚園に再就職したい」と考えたときには、「勤続年数の長さ」が評価されて、採用されやすくなることは大いに考えられます。

 

園長先生はどのくらいの給料をもらっている?

ちなみに、園長先生になると、年収は500万円以上なんて話はざらに聞きます。また幼稚園の経営者ともなれば、単園でも年収1000万円以上を稼ぐ場合もあるようです。

複数の園を経営するようなグループ企業になると、年収はそれに応じてうなぎ登りになることが推測されます。

せっかく、幼稚園教諭になるのですから、将来的に園長を目指してみると、モチベーションアップにもつながりそうですね。

 

まとめ

幼稚園教諭の新任の給料は、月収10万円~15万円程度(都市部では月収20万円程度も珍しくない)です。

そして、徐々に給料が上がってゆく幼稚園は多いですが、高い昇給率を期待することはできません。
おそらく、大変な仕事なわりに、給料が低く感じられる人も多くいることでしょう。だからこその平均年齢の若さなのかもしれません。

この年収で子どもを相手にする大変な職務をきちんと全うして、さらに近年増えつつあるといわれるモンスターペアレントなどの保護者対応にまで追われる幼稚園教諭・・・頭が下がるとしかいいようがありません。

せめて、先生方の負担になるような無用なトラブルは起こさないように心がけたいものです。

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