幼稚園生活と切っても切り離せないママ友。ほぼ毎日顔を合わせる相手だけに、ちょっとしたトラブルが起こりがちな相手です。
いったんトラブルが起こってしまうと、周囲や家族を巻き込んで大騒動に発展しかねません。そんな不安なママ友トラブル、事前に回避方法を知っておけば心の準備もできますよね。
この記事ではトラブルの回避術を詳しく説明します。
目次
心得1.ママ友とは上手く距離を取る
自分と気の合う人を選んで友達になった学生時代や、同じ仕事でがんばった職場の仲間とは違って、子どもを介して関係ができるのがママ友です。
よく「子どもの友だちのママ=ママ友」なんて言われています。
何でも話し合える関係とは違うことを認識しておくことは、トラブル回避のための重要なポイントです。ちょっとした自慢やうわさ話、詮索がトラブルになることもあるのが、女性同士の関係というもの。
他人のプライベートは詮索せず、自分のプライベートも話しすぎないことが、トラブルを上手に避けるコツです。
ちょっと寂しいかもしれませんが、幼稚園は親が親友をつくったりする場所ではないと心得て、適切な距離を保ちましょう。
Point: あなたの喜びは他人にとっては「自慢」でしかない
「旦那の給料が上がった」
「ボーナスで海外旅行に行った」
「子どものお稽古事の先生にほめられた」
「子どもがひらがなを読めるようになった」
「新しい車を買った」
これ全部、自分にとってはすごく嬉しいことばかりですが、他人から聞くと単なる自慢話になりかねないことにお気づきでしょうか?
もちろん、そんな見方をすることは意地悪なことですが、キレイごとばかりですまないのが人間、そして女同士の仲というものです。
嬉しいことがあるとだれかと分かち合いたくなりますが、くれぐれもその相手を選んで、実際に話すときは五割減くらいのテンションでお話することをおすすめします。
心得2.悪口はもちろん、なるべくネガティブなことは言わない
ママ友との会話でも、LINEやSNSでも、悪口を言うのは本当にタブーと思っておいたほうがいいです。
昔から「壁に耳あり障子に目あり」といいますが、だれかの悪口を言うと、まわりまわって本人に届く確率が大です。しかもあっという間に。
あなたがだれかの悪口を言っているのを聞いた人は「この人、私のこともどこかで悪く言ってるかも・・・」とまず間違いなく思ってしまいます。
一度「悪口を言いふらす人」というイメージがついてしまうと、自然に避けられるようになりますので、その状態から挽回するのはかなりむずかしいと思った方がいいです。
それくらいなら、はじめから一匹オオカミでいた方がはるかにマシでしょう。
また、自分や自分の家庭の家庭についてのネガティブな発言も避けたほうがいいですね。
軽く笑えるくらいの愚痴ならいいですが、内容があまりにシリアスだったり、いつもグチグチ言っている人はドン引きされます。聞いている人に嫌な印象を与えるだけでなく、これもあっという間にうわさになって回収不能に。
ストレス解消にネガティブなことを言いたくなることもありますが、それはママ友ではなく、何でも話せる昔からの友人や、家族に聞いてもらうのが良いかもしれません。
いつもニコニコしている必要はありませんが、ネガティブオーラを出さないようにはしたいものです。実際に、笑顔が多くネガティブなことを言わないママはみんなに好かれています。
Point: 悪いことほどあっという間にうわさになる
悪口、ひがみ、ねたみ、ネガティブな愚痴。
悪いことほど素早く拡散されるのは、会社も学校も、幼稚園も同じです。
自分と置き換えてみてください。たいして仲もよくない人の悪口や愚痴にいつもつき合わされたら疲れませんか?
恐ろしいのは、一度うわさになったり、「あの人はああいう人」という評価が固定してしまうと、取り消すことができないということです。
お付き合いする人も同種の人になってしまうでしょう(愚痴が大好きな、アンハッピーな人)。それより、ハッピーな話題で楽しいママ友付き合いをした方が、建設的ですよね。
心得3.自分と子どもに合った幼稚園を選ぶ
無理して経済レベルに合わない幼稚園に通うと、ママ友同士のお付き合いが大変になることもあります。
毎日のランチ会や、豪華なお誕生日会など、無理してお付き合いするうちにトラブルになることもあります。
また、仕事をしながら、専業主婦のママがほとんどの幼稚園に入園すると、どうしても保護者の役割分担でほかのママに負担を掛けることになります。預かり保育のある幼稚園にするなど、同じ立場のママ友が多いところを選ぶのが良いかもしれません。
子どもと自分にあった幼稚園選びが、結果としてトラブル回避にもつながります。
Point: 見栄を張って無駄にプレゼントを贈らない
あなたが、Aちゃんとママに500円程度の小さなお土産を渡しました。
喜んだAちゃんママは、旅行帰りに1000円のお土産をお返しとして買ってきてくれました。
自分があげたお土産の内容がみすぼらしく思えたあなたは、別の機会をとらえて1500円のクッキーセットを上げました。
あなたが自分と同じランクの生活を送っていると思ったAちゃんママは、折に触れて高級なお菓子をくれるようになりました。そう、Aちゃんママの家庭はじつはお金持ちだったのです。
どうしよう、この連鎖を止めたいけれど、いきなり贈り物をやめたら嫌な気分にさせてしまう・・・。
こんな余計なトラブルを抱え込まないためには、見栄を張らないことがいちばんです。
時々、プレゼントが大好きなママがいますが、それはそのママの家庭がそもそも裕福な場合が多いです。
それに付き合っていたら財布も心もすり減ってしまいますので、はじめから贈り物には注意しましょう。あくまで身の丈に合ったお付き合いを!
心得4.色々な人間関係をもつ
生活のなかで、幼稚園のママ友だけが人間関係の中心になってしまうと、トラブルになった時に、つらい思いをするかもしれません。
また、人間関係が濃くなりすぎると、トラブルにつながる可能性も高くなります。
愛憎半ばといいますが、いったん心を深く許した相手に「うらぎられた」と思うと、倍以上に憎たらしくなるのが人間というものです。
幼稚園はあくまで「社会のなかに無数ある箱庭の一つ」です。
それがすべてではありません。
小さな世界でしかない幼稚園に依存してしまったとき、あなたは自分でも気づかないうちにつまらない人間になっていますよ。
お子さんも、いろんな世界を持っていて、明るくイキイキとしているママが大好きなはずです。
出産で知り合ったママ友、趣味の友達、学生時代など昔からの友達、職場の同僚など、色々な人間関係を持つことがおすすめです。
色んな視点で考えることができ、幼稚園のママ友だけに依存しない、ストレスの少ない人間関係ができると思います。
自分だけの世界を持つことがあなたを輝かせる
子どもの番組や子ども雑誌、幼稚園のあれこれ・・・気が付いたら、子どものことで目の前が埋めつくされていませんか?
そういうときは要注意です。
忙しいのは痛いほどわかりますが、ぜひ、自分のためだけの時間を持ってみてください。
いまの時代、ネットでできる趣味はいくらでもあります。
恥ずかしながら、管理人も子どもが寝ている時間に、短編小説を書いてネットにアップしたりしています。
どんなに短時間でも、自分のためだけの時間を持つと、不思議なことに気持ちのトラブルも実際のトラブルも少なくなるんです。
人間、だれかのためだけにずっと生きつづけることはできません。
お子さんの輝く笑顔を見るために、まずはあなたが輝いてください。
心得5.期間限定の付き合いと割り切って、大人の対応をする
自分は何もしていなくても、相手に嫌われてしまうことはあります。
というか、幼稚園でとてもよくあることの一つです。
「何となくあの人が気に入らないのよね~」。
理由も根拠もない理不尽そのものの感情ですが、それを表に出しちゃう人は案外多くいるものです。
でもそこは、相手と同じ土俵に立つのではなく、フラットに接することで、それ以上のトラブルを回避するのが良いでしょう。
嫌われているっぽいから、私も嫌い!というのでは、堂々巡りのネガティブ循環に自ら加担することになります。
卒園してしまえば関わりもなくなるママ友に、何であんなに気を使っていたのか?と、のちのち振り返って思うママも多いそうです。
ここは、この先の長い子育てのなかで、期間限定のお付き合い!と割り切って、大人な対応をするのが賢い選択です。
Point: そもそも気に入られないといけないの?
あなたはれっきとした大人の女性(男性)です。だれとお付き合いをして、だれと親しくなりたいか、あなた自身が決めること。
もちろん挨拶をすることはマナーですが、いいママ友関係を作ることと、だれからも好かれたいと八方美人で周りに気を遣ってばかりいることとは決定的に違います。
八方美人は最終的にだれからも好かれません。
「その人」に、あなたは本当に好かれたいですか?
みんなから好かれるなんてどだい無理な話なんです。
どんなときも、無理をしないであなたらしくいてください。
凛としたママの姿を、お子さんは見ていますよ。
まとめ
「郷に入っては郷に従え」ということわざもあります。
ママ友ならではの気を使うポイント、お付き合いのルールのようなものがありますが、それは人間関係をスムーズにするためのもでもあります。
同じ時期に子育てをがんばった者同士、一生の友達になれるママ友にも出会えると思います。トラブルを回避する方法を参考に、ぜひ素敵な幼稚園生活をお過ごしくださいね。
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