ある日子どもの幼稚園かばんに入っていた「懇談会開催のおたより」。
一口で懇談会といっても、幼稚園によってかなりカラーが違うのが特色です。
子どもについて話すうちに感極まって泣きが入る保護者も続出!?
ほかの保護者と顔を合わせたり、人前でしゃべったりと、なんとなく懇談会に不安を抱いてしまう人も多いのではないでしょうか。
みなさんも、ぜひこの記事を参考にして、懇談会の予習をしてみてください。
目次
幼稚園の懇談会の目的とは?
懇談会とは、「担任の先生と保護者による話し合い」です。挨拶だけといった形で園長先生が参加する懇談会もあります。
幼稚園によっては、先生はあえて出席せず役員がリードして保護者のみで懇親会ふうに開かれることもあるようです。
ですので、話し合いとはいっても、そこまでかしこまった雰囲気ではなく、わきあいあいと話をすることが目的になっています。
懇談会でお話するのは、もちろん子どもたちの日頃の幼稚園生活についてです。
それぞれのご家庭で、幼稚園に関する色んな悩みがありますよね。例えば、、
「給食を全然食べていないみたいなんですけど、どんな感じですか?」
「幼稚園の後、お昼寝をしすぎて真夜中まで起きています。普通じゃないですよね?」
TK-Mamaは何度も懇談会に出ていますが、毎回こんな話題が上がっています。
家庭の中でわが子に視線を集中していると、すごく大変なことのように感じるのですが、例えば懇談会でほかのママから聞けば「何だ、うちだけじゃないんだ~」とホッとすることもよくある話です。
(実際、これらは全部「幼稚園あるある」です^^)
ふだんは働いていて、一時保育をがっつり利用して、14時の迎えにも行かないという保護者であれば、ほかのママと顔を合わせる唯一のタイミングとなることもありそう。
お悩み解消のためにも、情報収集のためにも、幼稚園の懇談会ってとても有意義なものなんです。
幼稚園の懇談会の参加者
TK-Mamaの子どもたちの幼稚園では、保護者と先生が参加します。保育時間内の開催なので、担任ではなく園長先生と各学年をまとめる先生が参加されることになっています。
ママまたはパパ(あるいは祖父母)の参加となっていますが、出席率は圧倒的にママが多いです。時々、両親で参加されている熱心なご家庭も見かけますね。
おたよりには、下のお子さんもぜひお連れくださいということなので、未就園児がいる家庭では、赤ちゃん連れという方も多いです。
下の子たちはみんな、会場の一カ所に集められて用意されたおもちゃで遊んでいました。
余談ですが、赤ちゃんコーナーがあることで、なんとなく雰囲気が和らいでいましたね。特に、みんなまだ知り合いのいない年少時の懇談会はぎくしゃくしがちですので。
幼稚園の懇談会の時期
幼稚園の懇談会は、年度の最初または最後に開かれる場合が多いようです。つまり、4~5月か、翌年の3月ごろですね。保護者会を兼ねて複数回ある幼稚園もあります。
うちの子どもたちの幼稚園では、懇談会は、その年度に開かれる保護者参加イベントの予習という意味合いもありますので、イベント予定や必要なボランティアについて説明があったりもします。
また、ずばり保護者会を兼ねている懇談会もあります。その場合は、懇談会の後に開かれることが多いでしょう。
幼稚園の懇談会の内容
幼稚園の懇談会は通常、先生の発言と保護者一人一人の発言で構成されています。
TK-Mamaの子どもたちの幼稚園では、園長先生は最初の挨拶以外はほとんど発言せず、あとはそのクラスの役員の方が進行していくというスタイル。
進行上、必要に応じて個々の保護者にコメントがばっちり求められます。人前で話をすることが苦手なママ(パパ)にはけっこう辛いんですよね^^;
進行の具体的な内容は、
2. 自己紹介
3. 園児たちの園生活の報告
4. ママたちの園生活の悩みを共有
こんな感じですね。
自分に特に悩みがなくても、悩んでいるママは思った以上に多く、必然的に悩みを共有させられますので大丈夫(笑)
聞いていて「このママ育児ノイローゼ寸前なんじゃ?大丈夫?」となることもあれば、聞いているうちに「そういやうちの子も…」となることも多いですよ。
ちなみに、懇談会の会場入りの時点で保護者用の名札を渡されます。
うちの園では、ママの名前ではなく「子どもの名前の名札」をつけます。幼稚園生活の端々で感じることですが、この恐ろしいまでの(ママの)アイデンティティ剥奪感よ……。
幼稚園は子どもの活動に主眼が置かれますので、ママはそのサポートをする黒子でしかないのですよね。そこに保護者個人の名前や個性なんてものは必要ない。いつも、何だかなあと思っちゃうんですけどね。
余談ですが、この「個性をできるだけ消す」という幼稚園ママのスタンスは、あらゆるシーンで、後々までとても重要になってきます。
幼稚園の懇談会でママがガチ号泣!? 懇談会で感情を共有する
幼稚園の懇談会は基本的には明るい雰囲気になりますが、自分の子どもの話をして泣いてしまう親御さんもめずらしくないです。現に私も何度も目撃したことがあります。
ヤフー知恵袋でこんな声が上がっていました。
第1子が幼稚園(年少)に通っています。先日初めて幼稚園の懇談会に出席しました。
そこで驚いたことに、開始直後に担任の先生が号泣。そして次に保護者一人ひとりの話があり、9割の保護者が号泣。
さらに驚いたことに、保護者一人ひとりの話が、我が子について。
一人目・・・内容は「泣かずに幼稚園へ行けるようになった」→「先生のおかげ」→「先生、保護者号泣」
二人目・・・内容は「初めはおむつをはいていたが、夏あたりにとれた」→「先生のおかげ」→「先生、保護者号泣」
三人目・・・内容は「次男なのでかわいくてしょうがない」→「甘やかせてきたので迷惑をかけた」→「先生、保護者号泣」
といった感じで10人が話し、かれこれ1時間半続きました。(教室の外で園児が待っているのに!!)
幼稚園の懇談会って、こんな感じでみなさん泣かれるのでしょうか?
幼稚園の懇談会って、我が子の成長を他の保護者に聞かせる場なのでしょうか?
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1083510055
いやはや泣きすぎでしょ・・・!
さすがにここまでではないですよ。
ブラック企業の反省会じゃあるまいし。育児ホルモンで涙腺がゆるみがちな保護者はともかく先生まで号泣するのが解せません。経験の浅い新任の先生か何かだったのでしょうか?
私が目撃したのは、上記でいうと3人目のケースに近いですね。病気がちのお子さんをお持ちのママが、辛い入院生活なども乗り越えて無事に幼稚園に入園できるなんて・・・という感じで泣きだされて、それは感動的なムードが懇談会に満ちたのでした。
ここまでくれば「懇談会=わが子の成長をほかの保護者に聞かせる場」という定義がしっくりくるかもしれません。
結局、わが子の悩みや成長をほかの保護者とシェア(共有)する(したい)という感覚なんですよね。
自分も日々子どもに向き合って大切にしているからこそ、病気がちのお子さんをずっと心配してきた話を聞いて泣いてしまうわけです。
感情の共有は、幼稚園はもちろん、ほかの女性と助け合って生きる女性コミュニティではとても大事な要素ですよね。
懇談会での服装 何を着ていけばいい?
明日幼稚園の父親懇談会において、人生で初めて「服何着て行こう」という悩みに直面しています…
歳相応の服装て難しいよね…
特に夏は…
土曜なのにスーツはおかしいしさ…まあ、タンクトップと何分丈か分からないぐらいデカイTシャツの二択なんだけどねw
— 冥王 BB//yuu@HI-FI 荒野 (@Abeshi_HIFI) August 4, 2017
こんな声があふれている幼稚園の懇談会。はい、わかります。気になりますよね、服装。
だれも見てないからかまわない・・・じゃなくて、けっこう見られている、が正解なのが幼稚園の人付き合いというものです。
服装についても、先述した「個性をできるだけ消す」ということが重要になってきます。できるだけ目立たない、オーソドックスかつ季節に合った服装がいいということ。
カジュアルすぎても、きちんとしすぎていても目立ちます。服装で目立ってしまうと、よくいうと個性的ですが、悪くいえば浮くことが多いです。
発言小町にこんなトピックが上がってました。
幼稚園ママの服装について、皆さんにご相談です。
この4月から息子と娘(双子)が幼稚園に通園しております。
自宅から園バスで15分ほどの一般的な幼稚園です。先日、娘・息子それぞれのクラスの保護者懇談会があり出席しました。(午前・午後と時間差で開催)
私は、ベージュのワンピースに白のジャケットを着ていきました。
息子のクラスでは、特に何もなく終わりましたが、娘のクラスでは、皆さんが私を横目で見るような感じがしてましたが、気のせいだろうと思ってました。でも、帰り際に、2人のママが駆け寄ってきて、“○○さんは、セレブなんですか?”と聞かれました。・・・質問の意味が分からないので、困惑していると、続けて、“余計なお世話かもしれませんが、私たち、年長に子供がいるので経験者として言わせてもらいますが、張り切った格好でくるととても目立つので、ボスママのターゲットや誹謗中傷の的になるから気を付けたほうがいいと思いますよ。”“ここは名門幼稚園じゃないから、一人で勘違いしてるととられるかもしれませんよ。”と言われました。その時、初めて周りを冷静に見たら、皆さんジーパンにチュニックのようなラフな格好をされていて、ジャケットを着ているのは私だけでした。
別に気合を入れてこの格好をしてきたわけではなく、普段からわりとこのような服装です。ジーンズは似合わないし好みでないので持っていません。
子供たちがお世話になっている先生方にお会いするのに、ジーパンはナイと思ってましたし、私の子供の頃も母は、保護者会にはそれなりの服装で出かけてましたし、そこまで言われるほどのことなんでしょうか?
高いブランドの洋服でもなければ、ジャラジャラ装飾品を身に着けていたわけでもありません。
http://komachi.yomiuri.co.jp/t/2013/0518/593294.htm
あ る あ る!(笑)
さすがに、わざわざ「悪目立ちしてますよ」と注進してくれる人はそういないでしょうが。
このママ、残念ながら周囲からは浮きまくっているようです。
とにかく、お迎え時のママたちの服装に注目しておけば間違いありません。ほかのママの普段着の感じを覚えておいて、懇談会ではそれより少しだけ身だしなみを整えていけばいいんです。
それよりも、育児にかまけてぼさぼさの髪を切りにいった方が印象はアップしそうです(自虐)。
幼稚園の懇談会、自己紹介では何を話せばいい? NG例は
また、懇談会では自己紹介をふくめ人前で話をする機会がほぼ確実にありますので、緊張しやすい人は、気持ちを整理してから挑んだほうがいいです。
懇談会の場合は、いわゆる「深い話」は求められませんので、「軽い話」で問題ないのです。確かに、緊張してしまうものですが、確実にほかの人も緊張していますからね~。
ただ、「なにか一言お願いします」というように、いきなり話題を自分で考えなければいけない状況になってしまうと、辛いですよね。
そのようなときのためにも、「話のネタ(子どもの成長について感じたことなど)」を1つは作った状態で、懇談会に挑みたいものです。
「子どもがその時ハマっていること(昆虫・鉄道・テレビ番組や)できるようになったこと」
・自分についての事
「自分がその時興味を抱いていること(ガーデニングなどの趣味)」
について、話すポイントを作っておくこと。
どうせ話す時間は1分間くらいです。
ただ、「こういうのは言わない方がいい」というNG事項はありますので、注意したほうがよさそうです。
自分の幸せ=相手の不快とまでは言いませんが、自慢してもいいことはないです。お子さん関連の「嬉しかった話」は自分の心の中か、身内だけにとどめておきましょう。
ひがむ人は本当にどこにでもいますし、思ってもみなかったポイントで相手を不快にさせてしまったり、目をつけられてしまったりします。場合によっては後々まで陰口を言われる原因になりますので、要注意です。
2.下ネタ(うんち、おしっこ、おなら)
子どもあるあるですが、別に懇談会で言う必要はありません。
3.特異すぎる趣味
ママの趣味がゾンビ映画の鑑賞やコスプレであっても、それを素直に告白しなくてはならない理由はありません。
4.ネガティブすぎる、深刻すぎる悩みの打ち明け
子どもの病気や態度、家庭などについて心配なことを延々と打ち明けたり、またはママ自身の精神的な悩みを披露するなど、深刻すぎる発言は慎みましょう。周りはどうしていいかわからなくなります。
大事なことですが、あまりにも申告な相談やネガティブな内容、また極度にプライベートなことは別途先生や行政、専門家に相談された方がいいです。
発達障害や夜尿症、家庭内不和について懇談会で相談しても解決することはありませんし、そういった内容のことを全員で相談し合う場ではありません。
まとめ
幼稚園の懇談会は、「担任」と「園児の保護者」が、話し合う場です。例えば、「家での様子」「成長を実感したこと」「子育ての悩み」などについて、保護者が1人1人話す機会もあります。
ただ、あくまでも「懇談会」ですので、そこまでかしこまった話をすることはありません。でも自己紹介や「最後に一言ずつお願いします」というような状況になったときのためにも、話のネタを1つくらい作ってから、懇談会に挑みたいものですね。
気負うことはないですが、周囲をどん引きさせる発言は慎んだ方が無難です。同じ子育て中のママとポジティブに共感し合ったり、幼稚園生活にプラスになる関係を作る機会になるといいですね^^
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