幼稚園のお弁当箱選び、子どもの好きなキャラクターに決めて、いざ買おうと思うと、サイズも素材も形もさまざま。どれを選べば良いか、とっても悩みますよね。
お弁当の時間が楽しくなるように、お弁当箱選びも大切な作業です。そこで、幼稚園ならではのお弁当箱選びのポイント、まとめてみました。
目次
幼稚園生にふさわしいお弁当箱の種類
はじめてのお弁当箱は、ひとりでふたを開けられること、食べきれるサイズであることがまず大切です。
年少・年中・年長によって必要な食事量、食べきれるサイズは?
厚生労働省が発表している「第6次改定日本人の栄養所要量について」によれば、適度な運動を行っている3~5歳児に必要なカロリーについて、男の子は1550 kcal/日、女の子は1500 kcal/日となっています。また同年齢児の昼食に必要なカロリーは、およそ450 kcal程度といわれています。
そこから計算をすると、個人差はありますが、お弁当箱のサイズとしては、年少で300ml前後、年中で300-400ml、年長で400-500mlくらいが適したサイズです。
(こちらで個々の必要カロリーが計算できます。身長・体重・運動量を入力)
基礎代謝量と1日に必要なカロリー
お弁当箱の容量(ml)=カロリー
もちろんおかずの内容によって増減はありますが、「お弁当箱の容量=カロリー」と考えます。
主食・おかずのバランスがとれた中身だとして、その子が昼食に必要なカロリー量が500kcalだとしたら、500mlの容量のお弁当箱を選ぶということです。
ちなみに、うちの子たちでいうと、長女はたくさん食べる子でしたので年少さんのころから400mlの大きめお弁当箱を使っていました。反対に、長男は食わず嫌いの小食ですので(困)、入園して300mlの小さなお弁当箱を持たせても残して帰ることがよくあります・・・。
年少から年長になるにつれて、だんだんと食べる量が増えるので、合わせてお弁当箱のサイズも替えてあげたいですね。
お弁当フタの種類
幼稚園生のお弁当箱選びで次に大切になってくるのが、フタの開け閉めの仕方の種類です。
特に、年少さんは手も小さくまだまだ不器用ですので、楽しみにしているお弁当タイムのしょっぱなでフタが開けらなくて泣きべそ・・・みたいな事態にならないよう注意して選びましょう。
ふたの開閉には3つのタイプ、「かぶせるタイプ」「ロックタイプ」「シールタイプ」があります。
かぶせるタイプのお弁当フタ(おすすめ年代→幼稚園年少さん)
昔ながらの、フタをそのままパカッと被せるだけのお弁当箱です。アルミ製のフタにキャラクターのプリントがされた小さなお弁当箱、使っていたママいらっしゃいませんか?
ちなみにこういうもの↓
最近のかぶせタイプには、シリコンパッキンがついているものもあり、昔より品質が上がっているようです。ゴムバンドでフタを留めます。
とにかく開け閉めが簡単ですので、年少さんのお弁当箱にはぜひこの「かぶせタイプ」を選んであげてください。
ただし、どうしても汁もれしがちですので、肉じゃがなど煮物系を入れるときは、汁を吸い取るタイプのお弁当ケースを選んだり、ラップで包むなどの工夫が必要になります。
ロックタイプのお弁当フタ(おすすめ年代→幼稚園年中・年長さん)
娘たちのお友だち含め、周りの幼稚園生で使っているのが一番多いのがこのロックタイプのお弁当箱です。プラスチック製で、簡単なパッキンがついていて密閉性もあります。
キャラクターがプリントされていて、価格もお手ごろなものが多いです。
シールタイプのお弁当フタ(おすすめ年代→幼稚園年長さん)
シールタイプはしっかりとしたゴムパッキンがついていますので、密閉性が非常に高く、汁もれなどはシャットアウト。大・中・小と数個セットになっていて、おにぎり・おかず・デザートなど分けて入れられる上、入れ子式に収納できるのが◎。
反面、温かいものを温かいまま密閉することで、気圧の変化によりフタが開けにくくなってしまいます。
立ち話でお弁当の話をしたとき、幼稚園の先生も、シールタイプのフタで悪戦苦闘する年少さんが毎年いると苦笑していました。
大人にとっては何でもないことですが、幼稚園児はまだまだ力もなく、ちょっとしたことがストレスになってしまいますので、できればシールタイプのお弁当箱は年少さん・年中さんの間は避けたほうが無難かもしれませんね。
ロックタイプとシールタイプは、密封性はありますが、小さいうちは開けるのがむずかしいです。先生もみんなのお弁当箱を開けるのは大変なので、お家で練習をしていくか、かぶせるタイプにするのがおすすめです。
キャラ弁を作りたいならドームタイプのお弁当フタ
ドームタイプのフタは、一見ロックタイプとよく似ていますが、ロックタイプのものよりフタ自体に高さ(ドーム)を持たせているため、エビフライなど高さのあるおかずや、キャラ弁の飾りがぺちゃんこに潰れることがありません。
がっつりキャラ弁・デコ弁に挑戦したい方ならマストかもしれませんね。ただ、容量が大きめのものが多く、低年齢の子には大きすぎるのが難点かもしれません。
お弁当箱の素材
今度は、お弁当箱の素材に着目してみましょう。お弁当箱の素材には、アルミ・プラスチック・ステンレス・木製などがあります。それぞれの素材のいいところ、もう一つなところ箇条書きにしてみました。
アルミ製のお弁当箱
○洗いやすく、漂白しやすい。清潔に使える
○軽くて幼児でも扱いやすい
○経年劣化に強く、とにかく丈夫
○食品の色・においが移りにくい
×食洗機が使えない(食器用洗剤がアルカリ性のため)
×電子レンジが使えない
×少々のへこみはよくできる
プラスチック(ポリピロプレン)のお弁当箱
○電子レンジで温められる
○食洗機が使える
○キャラクタープリントなど幼年向けの種類が豊富
×経年劣化に弱い
×食品の色・においが移りやすい
×油汚れが落ちにくくヌルヌルが残る(ナポリタンのケチャップ+油汚れなどは最悪)
×傷がつきやすく、そこから雑菌が入り込む(漂白は可)
ステンレス製のお弁当箱
○アルミ製よりさらに丈夫で壊れにくい
○洗いやすく、漂白しやすい。清潔に使える
○保温できるサーモスタイプがあるのはステンレス製。食中毒対策に有効
○食品の色・においが移りにくい
○食洗機で使える
×保温器・温蔵庫を利用している幼稚園では、場合によって利用できない場合がある
×電子レンジが使えない
こうしてみると、ステンレス製っていいですねえ。
木製のお弁当箱
このほか、木製の曲げわっぱのお弁当箱も最近人気です。ナチュラル派のこだわりママさんが、持たせているのを時々見ますね。
木が水分を調整してくれるので、夏は傷みにくく、冬はご飯が固くなりにくいです。
でも、ヒノキ・スギなど木製のまな板を扱ったことがある方ならわかると思いますが、木製製品は扱いがなかなかむずかしいです。毎回しっかりと乾燥しないとすぐに歪みがでたり、臭いや色がつきやすかったりします。
いったん雑菌が繁殖してしまうと、消毒するのがほかの素材よりもむずかしく(ハイターにじゃぼん、という訳にはいきません)すぐに清潔に使用できなくなったりしますので、きちんとメンテナンスができるママ向けでしょう。
大人的には、見た目は本当にステキなんですけどね~。子ども的には、どうだろう・・・。
幼稚園のお弁当箱、学年によって買い換える?
食べる量が増えたとき、ロックタイプやシールタイプのお弁当箱でも開け閉めできるようになったときが、変えてあげるタイミングだと思います。名前シールを貼る作業をまとめて出来るので、進級時に変えるのが効率がよいかもしれません。
キャラクターのお弁当箱はOK?どんなキャラクターが人気?
キャラクターのお弁当箱OKの幼稚園が多いです。子どもの好きなキャラクターを選んであげれば、きっとお弁当の時間が楽しみになりますね。
【幼稚園生女の子に人気のキャラクターお弁当箱】
アナと雪の女王
ディズニープリンセス
くまのがっこうのジャッキー
ミッフィー
プリキュア
小さなプリンセスソフィア
ハローキティ
最近、小さなプリンセスソフィアのグッズを使っている女の子をよく見ますね~。とくに年中さん・年長さんには大人気のよう。
【幼稚園生男の子に人気のキャラクターお弁当箱】
カーズ
機関車トーマス
トイ・ストーリー
プラレール
トミカ
ポケモン
ドラえもん
カーズは強いですよね。うちの年少の息子もカーズ大好きです(内容は年少さんには少しむずかしいかなと思うのですが・・・)。
【男女問わず幼稚園生に人気があるキャラクターお弁当箱】
ミッキーマウス
スヌーピー
テレビ番組の毎年変わってしまうキャラクターは、長くは使いにくいので、買い変える前提の小さなサイズのお弁当箱に、選ぶと良いかもしれません。
名前シールは基本的に全部のお弁当パーツに貼ること
幼稚園の指定がある場合は、それに従います。特にない場合は、お弁当箱の容器の側面とふた、それぞれにシールを貼っておくと、お友達のお弁当箱と間違いを防止できます。ゴムバンドを使ってフタを留める場合は、ゴムバンドにも名前を忘れないこと!
なかなかの確率でほかの子のお弁当袋の中にINしています(実話・笑)
まとめ
子ども目線では、フタが開けやすいか、食べやすいサイズか、好きなキャラクターかどうかがお弁当選びのポイントです。ママ目線では、お手入れの手間、丈夫さなどがポイントになってきます。
フタは、年少さんなら「かぶせるタイプ」、年中・年長さんにはロックタイプがおすすめ。キャラ弁派にはドームタイプもあり?
素材は、ステンレス・アルミは丈夫。ただし両方電子レンジは不可、さらにアルミは食洗機不可。プラスチックは柄も多く汎用性が高いが、やや洗いづらく劣化も早い。
悩むほど色々なお弁当箱がありますが、ポイントを抑えて、ぜひ親子でお弁当箱選び、楽しんでくださいね。
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