【藤井四段で注目】幼稚園でもモンテッソーリ教育を学べる? 長女の体験談

知育玩具の写真
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TK-Mamaの幼稚園ニュースです。モンテッソーリ教育。この言葉を聞いたこと、ありますでしょうか。

最近では、将棋界最多の公式戦29連勝を達成して大きな話題になった藤井聡太四段(15)が幼児期に受けた教育法として、にわかにスポットライトを浴びました。

コレ、ちょっと嬉しかったんですよね。というのも、実はうちの長女が、幼稚園入園前に少しモンテッソーリ教育の実施園(子どもの家)に週2日通っていたことがあったのです。

正直、わが家の近所にモンテッソーリ教育を実施している幼稚園があれば通わせていたかもしれないと思うくらいに、すばらしい体験をさせていただきました。

この記事では、モンテッソーリ教育って何なの?という基本的なところから、幼稚園でも実施園はあるのか、わが家の長女の体験談をまじえてお話していきたいと思います。

 

ジョブズやオバマ元大統領も学んだモンテッソーリ教育

モンテッソーリ教育は日本ではまだまだ知名度がありませんが、世界では広く知られているメジャーな教育法の一つです。

20世紀初頭に、マリア・モンテッソーリというイタリア初の女性医師の手によって生み出され、世界各国で急速に広まってきました。

精神病院で働いていたマリアは、知的障害のある幼児が床のパンくずでいつまでも遊んでいる姿にヒントを得て、暗記ではなく手指の感覚など五感にこだわった感覚教育を知的障害児にほどこします。その結果、彼らが健常児を上回る知能を獲得できることを発見したのです。その知見を体系化したのがモンテッソーリ教育なんですね。

モンテッソーリ教育の核となるのは、その発祥をふまえた感覚教育と子どもたちの自主性という二本の柱です。その柱を、「日常生活の練習」「数教育」「言語教育」「文化教育」という具体的な教具を使った教育方法が支えています。

子どもたちは、モンテッソーリ独自のトレーニングを修了した教員によって細かく整えられた環境で、棚から教具を自由に持ってきて好きなだけ遊ぶことができます。

教員の役割は基本的に黙ってそれを見守り、注意深く観察することです。子どもたちの知的興味が移るタイミングで、適切な教具に誘導したり、手伝ったりすることもあります。

教員になるには国際(または日本)モンテッソーリ協会で専門のトレーニングを受けて認定される必要があります。この免状がなくては、モンテッソーリの教育機関で教員として指導することはできません。

 

さて、モンテッソーリ教育の実施園では実際にどんな風景が繰り広げられているのか、2017年8月19日の西日本新聞の記事から引用してみましょう。

…(中略)…例えば、1、2歳児クラスの朝。園児は登園すると順次、自分の「お仕事」を始める。皿洗い、洗濯、料理、ボタン掛け、裁縫…。自由に好きな仕事を選んで個別活動をする園児たちを、保育士は少し離れた所で見守り、必要なときだけ手助けする。

活動中は1、2歳児クラスとは思えないほど静かだ。園児たちは準備から活動、片付けまで、保育士の手をほとんど借りずに黙々とこなしていく。「自分の興味や関心のある活動には、子どもはとことん集中するんです」と城戸裕子園長。

1、2歳児では集中が途切れてしまうこともあるが、3歳児以上になると、興味のある活動に連続3時間、没頭する子どもも少なくなく、集中力が磨かれていくという。

引用元:「モンテッソーリ教育」藤井四段効果で注目 幼児に「お仕事」 集中力引き出す 福岡県内でも数十カ所実践(西日本新聞)

 

このように、モンテッソーリ園(マリアが名付けたのは「子どもの家」)では基本的にとても静かです(もちろん、カリキュラムに従って体操の時間などはありますが)。少人数のときだと、ほんとにシーンとしているので、親の私がいたたまれなくなるくらい(笑)

遊びというより、はっきりいって作業といった印象。それをモンテッソーリでは「お仕事」と呼んでいるんですね。

 

どうして長女をモンテッソーリ教育実施園に行かせたか

私が長女をモンテッソーリ式の保育園の一時保育に行かせたのは2歳3ヶ月から5ヶ月までのおよそ2ヶ月程度です。

長女は1歳のころから、とにかく集中力とこだわりが強い子でした。

いったん絵本を読み出したら親の私の声すら耳に入らないことがしばしば。認識能力や目、手指の感覚をきたえるというので買ったボーネルンドのルーピングも、何十分も集中してやっていることがあり、正直心配になるほどでした。

(何度か、真剣に自閉症を疑いました。今のところはその傾向もなく、単にこだわりがあって集中力があるといったくらいで落ち着いていますが)

↓うちにあるボーネルンドのルーピング(クリックするとショップで見られます)。
ちなみに長男は見向きもしない(汗)

私が家で仕事をしている関係で時々預けなければならない時に、たまたま義母の知人がモンテッソーリのお教室(子どもの家)を開いているいることを知り、見学に行くことにしました。

それまで、時々近所の保育園の一時保育に行かせることはありましたが、冬でも園庭で裸足で鬼ごっこなどアグレッシブな(笑)集団に娘はついて行けず。マイペースで好きなことをずっとやっていたいタイプの子なので、周りに合わせるのに苦労したようです。

次第に、少し一時保育を嫌がるようなそぶりもあり・・・。

そのうち幼稚園に通いだせば協調性は身につくのだろうけど、今もしかして彼女に必要なのは、こういったお教室の方なのかもしれないと感じていたのも大きな理由でした。

 

モンテッソーリ園の見学に行ったときに思ったこと

とにかく、いわゆる「普通の」遊具がないんですね。積み木もブロックもクルマはなく、似たものがあっても何らかの幾何学的な形をしていたり、変なひもがいっぱい壁にぶら下がっていたり、ふしぎな時計があったり、洗濯板がいっぱいあったり。とにかく通常の保育園や幼稚園とは雰囲気が違いました。

先生から「○○をして遊ぼうね」といったリードもなく、机に座ったあとは、おびただしい数の教具を好きに持ってきて、気が済むまで「お仕事して」いいんです。

ボタンをかけたりはずしたり、ビーズを紐に通したりといった、いかにも長女が好きな単純作業(でもおそらく何らかの意味がある作業)もたくさんありました。

親から見て、長さや大小、数字を教えるのだろうなとおぼしき教具もいくつもあり、考え抜かれているなと感じました。暗記にたよらず感覚でそういったものを教えていくのでしょう。

長女はすぐにお仕事に没頭して、飽きたらまた次の教具に夢中になっていました。教員の先生が、「お子さんはモンテッソーリに向いていますね」と声をかけてくださったこともあり、入所を即決しました。

 

娘がモンテッソーリのお教室でやったこと

・ボタンのかけはずし
ボタンが縫い付けてある布と、ボタン穴がある布でボタンのかけはずしをします

・ボタンつけ
画用紙に、大きな針と毛糸でボタンを縫い付けます。えっ、こんなことできたの、と驚きました。

・ビーズでネックレス作り
細いワイヤーに、自由に選んだ色とりどりのビースを通して大人用のネックレスを作りプレゼントしてくれました

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・砂で描く数字カード
画用紙に水のりで1,2,3などの数字を書いて、上からぱらぱらと砂を振りかけます。乾いてから数字をなぞるとザラザラした感触になって、数字を感覚的に学べるそう。

・床のぞうきんがけ、布の洗濯
床板をおぞうきんで拭き、汚れたおぞうきんを洗濯板で洗います。広げて干して、乾いたものは四角くたたみます。うちの子は、子どもの家ではじめて布を絞れるようになりました。

あとは、

・ひたすら折り紙を小さな三角形にハサミで切り、タイル模様(モザイク)のように水のりで貼っていく

など、たくさんのハンドクラフトもありました。分銅を使って、ものの重さを感じたりする教具もありました。

 

モンテッソーリ園に通った娘の変化

結局、義母の知人の先生はもうお年だということでお教室を閉められ、娘のモンテッソーリ教育はそこで終わってしまいましたが、まだお教室があれば行かせていたし、前述したように近所に全日制の幼稚園があれば真剣に検討していたでしょう。

それくらい、娘はモンテッソーリのお教室でノビノビと、自由に活動できていたのです!

みんなと合わせるのが苦手で、じっくりと何かに取り組みたいから行動がみんなよりワンテンポ遅れる。まだ2歳だった娘は、通常の保育園では、そのことで気まずい思いをしていたのかもしれません。

娘は子どもの家に行くたびに「お仕事」の成果を自慢げに見せてくれ、毎回がとても充実しているようでした。

掃除の仕方、布の絞り方など、普段なかなかそこまで手が回らないような細かい生活スキルも、しっかりと教えてくださったようです。

短い間でしたが、モンテッソーリ教室に行って、娘は変わりました。

嫌がるようになっていた保育園の一時保育にも、臆せず行けるようになりました。

「みんなと違っていいんだ、私はこれがやりたいんだ」

というのを、肯定できるようになったのかもしれません。

「大人になったときに、幼児期の自己の肯定がその子の魂を守ってくれる」と、お世話になった先生はおっしゃっていました。

とても深い言葉です。本当にすばらしい先生でした。

 

どんな子にもモンテッソーリ教育は向いている?

これだけモンテッソーリ教育を絶賛しているTK-Mamaですが、ではすべての子にオススメできるか?というと、答えは正直NOです

それは、どんな子どもにでも、はっきりとした個性があって、その性格・本質に合った教育がなされるべきだと思うからです。

日本では、早期教育や天才児教育などという端的な側面しかクローズアップされないことが多いモンテッソーリですが(藤井四段に関連した報道でも顕著)、個性を伸ばすとか英才教育とかましてやお受験対策とか、そんな言葉に踊らされる必要は果たしてあるのか。

ある個性がふさわしい教育に巡り会ったとき、その子はそりゃ伸びるでしょう。でも、元々の個性とあまりにも違う教育メソッドを押しつけることは、けっしてよいことではないと思うんですよ。

そもそも個性的なんて言葉も、おかしいですよね。個性的でない子なんて、います? 自分の子ども、個性的でないってホントに思ってる親なんている?

うちの子もよく個性的って言われてるけど・・・正直心の中で思ってます、「個性的なんて言葉でまとめないで。うちの子は、個性的なんじゃなくて、ありのままの、そのまんまの【うちの子】なんです」って(絶対めんどくさいと思われるから言わないけど)。

ましてや、「○○(著名人)もやってたから」みたいな動機は不純を通りこしてアホらしいですよ。いや、記事タイトルには入れましたけど(笑) 不純だから(笑)

ジョブズもオバマ元大統領も、モンテッソーリだから成功したというより、ジョブズやオバマだからモンテッソーリで成功したんでしょ。

確かに、「一人でじっくり黙々系」のモンテッソーリ教育はうちの長女の性質にはドンピシャでした。

でもたとえば、私は長男をモンテッソーリの子どもの家に行かせようとは思わないんですね。長男はじっとしているよりも思い切り体を動かして遊びたいタイプで、遊びやおもちゃも、動きがあるものが大好き。

子どもの家で同じことをやらせようとしても、きっと集中できず、ウロウロしだすと思います。それでもいいのかもしれない。足りない部分を補うという目的もあるのかもしれない。でも活発で行動的なのは、悪いことではない。長時間集中することだけが、集中の仕方ではない。

私は親として、幼少期には足りないところを足すよりも、この先の人生を生き抜く上の武器になる、子どもの核のような部分、持ち味を磨き抜いてやりたい。そう思います。落ち着きがないなら、落ち着かせる手段を探すのではなく、それを長所に変えてやりたい。

何より彼にとっては他に、やりがいのあることが、いっぱいあるのではないか。親として毎日いっしょにいて、「この子には違う」と思うので行かせませんし、あえてお教室や幼稚園も探さなかったです。

上記の理由で、うちの長男タイプのお子さんには、私からはオススメしません、モンテッソーリ。集中力が細切れだったり、体を動かすのが好きな子にとっては、そうとう辛いんじゃないかな?と思います。

 

千葉県でモンテッソーリ教育法を実施している幼稚園

最後に、千葉県でモンテッソーリ教育法を実施している幼稚園と幼児教室をリストアップしておきます。欧州で生まれた教育法だけに、カトリック系の幼稚園が多いようです。

モンテッソーリ園は独自のカリキュラムを実施しているところが多く、保育時間や登園日数も通常の幼稚園とは違うこともありますので、詳細はそれぞれのHPでお確かめくださいね。

当然のことながら、短時間のお教室と違って幼稚園では、体操の時間や一斉保育の時間も確保されているそうですよ。

また、千葉にかぎらず首都圏にはモンテッソーリ園が多くありますので、興味がおありの方は調べてみてください。

 

聖母マリア幼稚園 千葉市緑区辺田町
千葉しらゆり幼稚園 千葉市花見川区作新台8
市原マリア・インマクラダ幼稚園 市原市辰巳台西3
ひまわり子どもの家 市川市福栄2
ひまわり子どもの家 本八幡園    市川市東菅野1-3-23エスパシオ市川B
子どもの家POMME 市川市国府台2
国分幼稚園 市川市曽谷5
たんぽぽ子供の家 船橋市前原西6
常盤平子どもの家 松戸市常盤平3
ひばりこどもの家 松戸市横須賀1

 

モンテッソーリってうちの子には合いそう、と思われた方は見学されてみてはいかがでしょうか。間違いなく意義のある教育法だと思いますので、一考の価値はあります。

注意:日本モンテッソーリ協会でもコメントが発表されているように、日本全国でモンテッソーリ教育実施とうたっている教育機関すべてを協会が管理・把握しているわけではありません。くれぐれも、協会の免状を持つ有資格の教員を必要な人数だけ置いているか、教育法を深く理解し正式な教具を置いているかなど各自しっかりと確認するようにしてください。

 

長い記事を最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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