3歳までのおうち保育では、当たり前だった「お昼寝タイム」。幼稚園に入園すると、その生活習慣はどう変わるのでしょう。そもそも幼稚園にお昼寝ってあったっけ? お昼寝できない年少さんがおうちで夕方まで爆睡!?
この記事では、「幼稚園のお昼寝タイム」事情と、わが家の子どもたちと保護者の私が幼稚園のお昼寝問題にどうやって向き合ったか(向き合っているか)を解説します。
目次
幼稚園にお昼寝タイムはあるの?
現状、お昼寝タイムがない幼稚園が多数ですよね。TK-Mamaの周りでもお昼寝のある幼稚園の話はほとんど聞きません。
ただし、少数ではありますが、お昼寝がある幼稚園も昔から存在します。お昼寝がある幼稚園の場合でも、年少さんだけお昼寝ありで、年中さんに進級したらお昼寝がなくなる場合がほとんどのようです。
ちなみに、TK-Mamaはとある仏教系の幼稚園の出身ですが、私の幼稚園では年少さんにかぎってお昼寝タイムがありました。かすかにですが、暗くした部屋でお友だちとお布団をならべてネンネしていたことを覚えています。
母に確認したところ、お昼ご飯を食べ終わって、歯磨きをすませた12時ごろから1時間程度お昼寝をして、13時ごろから14時の降園時までお外遊びをしていたようです。年少さんであれば、それはそれで合理的でいいのかなとも思います。
近年では、お昼寝の重要性が唱えられてきていますよね。
実際に、実験的にお昼寝タイムを取り入れている小学校~高校の話題を、ネットやニュースで見たことのある人も、多いのではないでしょうか。お昼寝をすることで、集中力や記憶力、学力が向上するという話ですが、幼稚園児の場合は、体力の回復が主な目的になりそうです。
もしかしたら、今後「お昼寝タイムを取り入れる幼稚園」が増えてくるのかもしれません。
政府主導の幼保一元化により、認定こども園に移行した幼稚園などでは、保育園児といっしょにお昼寝タイムを設ける幼稚園もあるということです。
幼稚園のお昼寝は時期をくぎって
前述したように、お昼寝のある幼稚園であっても、年長さんまでお昼寝することは基本的にありません。
お昼寝がある場合、多くの場合は、夏休み明けの9月までお昼寝タイムを設けているそうです。
それ以降になってくると、11~12月などの遅い月に生まれて、3歳になりたてで年少さんになったお子さんでも体力がついてきますので、クラスとしても活動量を一気に増やすことができるのかもしれません、
満3歳児クラスでお昼寝があるケースも
幼稚園によっては満3歳児クラス(満3歳の誕生日から入園可能なクラス)があります。3歳になりたてのお子さんといえば、2歳児同様、まだまだお昼寝必須の時期ですよね。
午前保育ならともかく、満3歳児クラスでほかの学年同様にお昼をまたいで活動がある場合に、お昼寝タイムを入れるのは自然な流れともいえます。
幼稚園のお昼寝タイムの長さはどれくらい? 何時から昼寝をするの?
お昼寝の長さは、幼稚園により異なりますが、だいたい40分から1時間程度のお昼寝タイムを設けることが多いようです。それ以上になってきますと、ただでさえ短い幼稚園の保育時間(およそ5時間)を圧迫することになります。
またお昼寝の時間帯は、給食・お弁当を食べた後の12時くらいから設けている幼稚園が多いようです。
幼稚園に昼寝がある場合、寝具は自分で用意するの?
保育園と同様、「全ての寝具を用意してくれる幼稚園」「タオルケットのみ用意しなければいけない幼稚園」「全ての寝具を用意しなければいけない幼稚園」など、さまざまなタイプの幼稚園があるようです。
お昼寝タイムを設けている幼稚園で、寝具類を用意しなければいけない場合は、入園前後の段階で伝えてくれます。購入しなければならない場合には、わずかな期間のことですのでレンタルで済ませるご家庭もあるでしょう。
寝具には、素材や大きさなどの種類が豊富で、選ぶ際には悩んでしまいがちですので、寝具が必要であるとわかった時点で、余裕を持って用意してあげたいですね。
幼稚園にお昼寝がないけれど、まだ昼寝が必要… どうすれば? わが家のケース
幼稚園の年少さんはまだまだ体力がありません。集団での遊びや行動にも慣れておらず、おうちでは好きな時間に眠ることができた子どもたちですからね^^
はれて年少さんになったはいいものの、14時ごろの降園時にはもうグッタリ。お迎えの自転車やクルマ、園バスの中でぐっすり眠り込んでしまって、夕方ごろにお目々ぱっちり~からの就寝時間になってもお目々らんらん。
なんという幼稚園年少あるある・・・!
世の中には「年少さんのお昼寝問題」で悩むパパママが大勢いるのです。
かくいう、わが家でもお昼寝問題ではかなり頭を悩ませました(2人ともお昼寝はない幼稚園です)。
体力があまりなかった長女の場合
長女は今も昔も幼稚園が大好きですが、ほかのお子さんよりも体力があまりなかったようで、入園から年中さんに上がる1年くらいは、迎えの自転車の座席に座ってから5分もたたないうちに爆睡していました。
自転車から下ろす時にもまったく起きるようすはなく、そのまま和室に敷いた寝座布団に転がしておけば、下手したら17時までぐっすりコース・・・。
さすがに17時まで寝かせることはめずらしく、あの手この手で何とか16時くらいまでには起こすのですが、短いお昼寝でもしっかり体力回復はできるらしい。
完全に元気がリセットされた娘はそれからパパが帰ってくる22時すぎまで走り回っていることもめずらしくありませんでした。
はい、理想的な幼稚園児の生活なんて、全然できなかったですね!!!
「夜8時に寝かせてます~♪」と話すよそのママをどれほど羨望&尊敬のまなざしで眺めたことか。
わかる方にはわかってもらえると思うのですが、幼稚園児を夜10時とか11時まで起こしていると、ものすごーーい罪悪感があるんですよ。
典型的なダメ親だな私、ちゃんとできてないなって。そうなると、フラストレーションがたまってしまって、娘に辛く当たったりもしてしまいました。たくさん遊んで眠くなるのは、まだまだ小さい娘のせいじゃないのに・・・。
はじめての幼稚園生活というのも手伝って、母娘共になかなかストレスフルな感じでした。
お昼寝問題の解決法は?(できなかったけど)
長女の場合は、ちょっとでも放っておくとウトウトしだすため、最初は降園後も外に連れ出したり、絵本を読んだり、室内遊びをしたり、とにかくアクティビティを詰め込んで「寝かせないように」頑張っていましたね。
それで、夕方にさっと早めの夕食をとらせてお風呂に入れ(あるいは夕飯前にもう入れておく)、限界になった19時くらいにはさっさと寝かせる。
多分、どこで調べてもだれに話を聞いてもそんな感じの克服法がベストという話を聞くと思います。
まあ、ベストはそうでしょうとも・・・。早寝早起きの習慣ができて、そのうちに自然と夕方まで自然に目を開けていられるようになる。
でも、ウチはその根気が続きませんでした・・・。
私はまた「ダメ親」に戻ってしまいました(汗)
家で仕事をしていたこともあり、娘にそこまでペースを合わせることができなかったです。むしろ、下の子とダブルでちょっと遅めのお昼寝させている間にスキマ仕事をする始末。
結局、年少さんの間は就寝までの生活リズムがめちゃくちゃになってしまっていました。
でも、年中さんからやっぱり自然に夕飯まで持つようになって、年長さんの今では家に帰って昼寝をすることはほとんどありません。8時とはいきませんが、遅くても9時半までには寝かせるようにしていますし、園で眠くなることも幸いないようです。
お昼寝問題に悩んでいるパパママにあえて言いたい。
そんなにカリカリしないで大丈夫!
眠たかったら寝かせちゃえばいいですよ。
体力は自然についていきますから、それまで少しの間待ってあげてください。あなたと同じくらい、お子さんも一生懸命やってますからね~^^
ちょっとくらい生活リズムが崩れても子どもは死にゃしませんよ。
1年やそこらの話です。それで発達が遅れることもないし、それだけが原因で精神的な乱れが出ることもありません(うちのかかりつけ医の先生の話)。
それよりも、子どもの生活を乱してしまっていることにパパママが罪悪感を抱いてストレスを感じることの方がよっぽど子どもに悪影響だなと、自分を振り返って思いますよ。
悪かったね、娘よ・・・。
私は思い悩んだすえに、たまたま相談したかかりつけ医の先生にあっけらかんと上記のようなことを言われて、拍子抜け&ものすご~く気が楽になりました。
育児って、ほんとに気持ちの持ち方一つで天国にも地獄にも変わります。
体力があり余っている(汗)長男の場合
ちなみに、体力がわんさとある弟くん(長男)は、年少の最初から帰ってお昼寝をすることがあまりありません。
時々はウトウトしているようですが、めずらしい。雨で外遊びが少なかったときなんかは、エネルギーをもてあますらしくて、さらにお出かけしたがって大変困ります。こっちは雨天時の2人自転車送迎でクタクタなんだよ(T_T)
姉弟といえど、ほんとに中身は大違いなんですね。
まとめ
基本的に幼稚園にはお昼寝はありませんが、お昼寝タイムを設けている幼稚園もあります。お昼寝タイムを設けている場合は、1時間ほど確保している場合が多いようです。
寝具の用意についても、「幼稚園側が用意する」「各自で用意する」など、幼稚園によって異なります。もし、寝具を各自で用意しなければいけない場合は、余裕を持って用意しておきたいところ。
年少さんで「お昼寝なしではキツい」「家に帰って熟睡してしまい、夜寝なくなる」という場合には、とにかく活動させて、眠くなる前に夕飯とお風呂をすませて、あとは寝るだけ状態に持っていくことが鉄則。
でも、眠り込んでしまい生活リズムが多少乱れることが続いても、大問題ととらえずに大らかな気持ちでいる方が大人も子どももハッピーかもしれませんね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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