幼稚園の途中入園、転勤にともなう引っ越しや、退職による保育園からの転園。
途中入園や転園の理由はさまざまですが、親も子どもも、新しい環境には不安を感じるものです。
でも、情報や知識があれば、不安も少しは軽くなるかもしれません。そこで、幼稚園の途中入園について、知っておきたいポイントをまとめてみました。
目次
幼稚園の途中入園について、世間の保護者の声
まずは、幼稚園の途中入園(転園)にまつわる悲喜こもごものツイートをチェックしてみましょう。
幼稚園を転園して思い知ったんだけど、「前の幼稚園が頑張っていたこと」が、「今の幼稚園ではあんまり」な場合、ガッカリしてしまう。でも前者が素晴らしいってだけで、後者が悪いってことにはならないんだけど、分かっててもどうも目についちゃうもんなんだなあ。
— 望月志乃🐈ママADHDエッセイスト? (@shinoegg) October 9, 2017
幼稚園に海外から転園してきた子がいて、2学期は行事も多いから色々と大変そうだな〜と思っていたら、周りのママが「あと半年で卒園なのに、なんで引っ越したんだろうね」って噂していた。海外転勤組からすると、辞令はいつだって突然だから、中途半端な時期の引っ越しや転校が当たり前なんだけどな…
— Ritsuko (@Riko_i0929) October 8, 2017
幼稚園は転勤ナシで浜松で過ごしたい。なぜなら私立幼稚園が安い。
次の可能性ある転勤先は学費が高い。途中転園もつらい。親子共々つらい。— おはな (@hananamiya81) October 6, 2017
うちの保育園の子どもが同い年のママは
幼稚園行ける年になるまで、保育園で
幼稚園通える年齢になったら転園させるーって
言ってて、こういう考えもあリなんだなー
って思ったよ❤参考までにね😊— ❤小瀧みい('・ェ・`栃木組員❤ (@k93uu1) October 5, 2017
前の幼稚園にいた時は「なんとかして園にママ友つくらなきゃ…!」と思って焦っていたけど、年長から転園した今は「まあ無理」と悟りの境地に達している
— 望月志乃🐈ママADHDエッセイスト? (@shinoegg) October 4, 2017
やっぱり、転園にあたって親はいろいろ考えてしまう、不安を抱いてしまうのだな・・・というのが如実にわかる反応がいっぱいですね。
どんなときに途中入園する?
では、どんなときに途中入園(転園)するか、よくある理由を見ていきましょう。
理由1.引越し・転勤
ご主人の転勤にともなうお引越しは一番多い理由かもしれません。いわゆる転勤族は多くいますので、それにともなった転園はよく聞きますね。
転勤が理由の場合は、年度末にいきなり辞令が下りることも多くありますし、基本的に時間がない中であわてて代わりの幼稚園を探すことになります。
地方都市ならまだしも、首都圏など、幼稚園探しも楽でない土地に転勤となった場合にはかなり厄介なことになりそう。
どこの地方自治体でも、区市役所では幼稚園探しの相談ができますので、窓口に相談してみるのも一つの手段でしょう。
理由2.以前の幼稚園でのトラブル
以前の幼稚園に子どもが馴染めない、教育方針が合わない、トラブルがあったなど、新しい環境を求めて途中入園する場合もあります。
子どもが理由ではなく、ママ友トラブルが原因のこともあるかもしれません。
途中入園は、環境を変えることにもなるので、今の状況がママや子どものストレスの原因になっているのであれば、ひとつの問題解決方法にもなります。
理由3.保育園からの転園
最近多いのは、上記のツイートにもありましたが、はじめは保育園に入れていて、後々家庭環境の変化や教育方針等の選択によって、幼稚園に転園させるというケース。
ママがお仕事をやめることになったケースも、ママはお仕事を続けているけれど、延長保育の充実した幼稚園に転園させるというケースもあります。
行政区によっては、育休期間中は保育園を退園しなければいけないこともありますので、そういう場合には幼稚園が選択肢に入ってくるかもしれません。
2年保育の予定から3年保育への変更
レアなケースかもしれませんが、2年保育を予定していた3歳児が学期途中で3年保育に変更して途中入園することもあるでしょう。
途中入園する子はめずらしい?
幼稚園の途中入園・転園は決してめずらしいことではありません。定員の空き状況によりますが、特に私立の幼稚園では、年に何人かいるというのが、一般的だと思います。
うちの子たちの幼稚園でも、毎年転園してくるお子さんがいます。うちはそう人気園ではありませんので、特にトラブルのウワサも聞かず、普通に受け入れて通ってきている印象です。
途中入園することによって、子どもたちにどんなことが起こる?
子どもたちにとっても、新しい環境というのはストレスになります。
まわりは、ずっと一緒に過ごしてきたお友達なので、仲良しグループができていて、輪の中に入るのに、戸惑うかもしれません。
またみんなは、道具はどこにしまうとか、タオルはどこにかけるとか、幼稚園で決められたルールにも慣れています。
何も知らない状態から、ひとつひとつ覚えて慣れるまで、ストレスも感じることもあるでしょう。
でも、子どもの適応能力は、大人よりもずっと高いものです。気がつくと自然と溶け込むことができていることも多いので、心配しすぎる必要はありません。
忘れてはならないことは、ストレスは成長の糧でもあるということ。
途中入園を経験したことは、子どもの成長にとって、意味がある出来事にもなるはずです。
最初は不安な気持ちがいっぱいで、泣いたり、幼稚園に行きたがらないこともあるかもしれません。そんなとき、ママやパパは、お家でいっぱい甘えさせてあげて、子どもの気持ちに寄り添うことで、安心して新しい環境に踏み出せるはずです。
場合によっては、先生のお力も借りて、あせらず、ゆっくり見守ってあげたいですね。
新しいママ友との付き合い方の極意
年中や、年長での途中入園の場合、子どもはもちろん、ママ同士のお付き合いも深まっている時期なので、そこに入っていくことは当然不安もあると思います。
また、前の幼稚園からの転園の理由が、転勤などの物理的なものでない場合、その理由を言うかどうかも悩ましい問題ですよね。
転園はママにとってもリセットのチャンス
まずは、がんばって挨拶だけでもしてみること、いろいろ教えて欲しいという姿勢で接すること、これだけで好印象を持ってもらえると思います。
とはいえ、グループに入れてもらうには、少し時間が掛かるかもしれません。
まずは子どもが新しい環境に慣れるのをサポートすることが第一なので、そこはあせらず、余裕があったら幼稚園の役員や係のお手伝いに参加してみるのも、きっかけ作りになるのではないでしょうか。
ご近所のママたちや、習い事がいっしょのママも、お知り合いになりやすいかもしれませんね。まずは顔を知ってもらおう、くらいの構えない気分でいるといいですよ。
途中入園の理由も、前の幼稚園でのトラブルなど、ネガティブな印象を持たれるようであれば、あえて言う必要はありません。
家の事情など、相手が聞きにくいプライベートなことが理由だと伝えれば、深く詮索されることも避けられます。
ママ友は子どもが幼稚園にいる間のお付き合いなので、無理はせず、うまくコミュニケーションを取っていきたいですね。
まとめ
幼稚園の途中入園、ママも子どもも、準備から新しい環境に慣れるまで、大変な出来事ではありますが、新しい環境への適応能力を身に付けることにもなり、子どもの成長にとってもプラスになるはずです。
今の環境にストレスやトラブルを抱えているのであれば、幼稚園を変えて新しい環境に身を置くことも、ひとつの解決法だと思います。
不安もある新しい環境、無理なく、あせらずに、親子で居心地のよい場所になるよう、できるところからトライしてみてください。
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