※こちらは過去の幼稚園ニュースになります。
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TK-Mamaの幼稚園ニュースです。
このところ大きな議論を巻き起こしていた、2020年実施の幼稚園(を含む幼児教育)の無償化パッケージ案が、2017年12月8日にとうとう閣議決定されました。
↓骨子や疑問点に関してはこちらの記事↓
2020年幼稚園が無償化する? その内容と現実、問題点とは
続報・すべての幼稚園の無償化を政府が検討!ありがたいけど色々疑問な件
幼稚園無償化の時期、2019年に前倒し!が、批判がまったくやまない件
目次
2020年幼児教育(幼稚園)の無償化パッケージとは?
では幼稚園の無償化を含むパッケージの内容をおさらいしてみましょう。
・3、4歳は2020年に無償化スタート→2019年10月一斉スタートとなりました(2018/6/13追記)
・5歳児は先行して2019年に無償化スタート→同上
・幼稚園の公定価格のみ無償化=園児1人につき2万5700円が各家庭に支給される
・私立幼稚園などで2万5700円を上回る学費については各家庭の実費となる
・預かり保育や満3歳児クラス、2歳児クラスは現在のところ無償化の対象外
→預かり保育については、無償化の対象内になりました(2018/5/14追記)
肝心の条件は2019年夏に先送りに・・・
議論の的になっている、0~2歳児の無償化の範囲をどこまで含めるかや、幼稚園の預かり保育を無償化に含めるかなどの条件については、来年2019年の夏に先送りして決められることになりました。
→預かり保育については、無償化の対象内になりました(2018/5/14追記)
今年中に決まるとは思えなかったので、お察しという感じです。
Point:ちなみに閣議決定とはどんな意味? 決定=実施?
幼稚園の無償化を決定するという閣議決定がなされたわけですが、ところでこの閣議決定というのはどういったことで、どんな効力があるのでしょう?
TK-Mama、わからなかったので調べてみました。
閣議決定とは、内閣の重要な政策についての決定を行うための、閣僚同士の意思相互確認のためにあります。政府としての統一した見解になりますので、決定には閣僚全員の賛成が必須となります。
反対する閣僚がいた場合は、当人を罷免して決定されることがあるくらいですので、政府の意思表明としてはもっとも重い決定となります。
ただ、閣議決定はその内閣の統一した公式見解を決めるためのものであり、閣議決定した事項(今回でいう無償化パッケージ)がかならず実施されるとは限りません。
実施までに内閣が総辞職したりして、次の内閣で前内閣の閣議決定が吹っ飛ぶことはまったく珍しくありません。
あくまで意思表明であり、法律などで拘束されているものではないのですね。公約よりは重いものですが、効力という点では疑問が残ります。
今回幼稚園の無償化が閣議決定されたからといって、2020年(5歳児は2019年)にかならず幼稚園代がタダになるかというと、そうとは限らないということです。
幼稚園の無償化は閣議決定の通り実施される?
現在の安倍内閣がものすんごいスキャンダルでまた解散総選挙したり、2019年の消費税増税が先送りになって財源に困った場合などに、無償化がおじゃんになる可能性はなくもないというのは前述の通りです。
しかし前にも書いた通り、安倍さんがこれ以上増税を先送りすることは考えにくいと言われていますし、希望の党と民進党の大自爆祭りを経て自民党政権の基盤は現在のところ強固ですので、2020年に無償化がはじまることはまず間違いないのではないかとTK-Mamaは思っております☆
→と思ったら、安倍政権に大変大きなスキャンダルが(汗)
大丈夫なのでしょうか!?
幼稚園の無償化で私たちの生活はどう変わる?
幼稚園が無償化になることで、TK-Mamaたち一般家庭はどんな恩恵をこうむるのでしょう? 考えてみました。
まず、生活費に困っているような家庭はじつはあまり生活が変わらなかったりするのですよね。
なぜかというと、そういった低収入の家庭(生活保護家庭、市民税を払っていない家庭など)は、現在の制度でも私立幼稚園奨励費補助金などでほとんど無償で幼稚園に通うことができているからです。
現実的には、収入が少なすぎるために、幼稚園に通うことができない園児というのは日本にはほとんど存在しないのですね。
(だからこそ、本当に必要な家庭や子どもたちに補助が行き渡らない悪政だとも言われるのですが・・・)
幼稚園の無償化が大きく関わってくるのは、むしろミドルクラス~アッパーミドルクラスの家庭なんでしょう。
たとえばTK-Mamaの家庭でいうと……
ちなみにTK-Mamaの家庭は旦那はサラリーマンで妻はしがない開業フリーランサー。夫婦合わせて年収800万くらいの家庭です。ネットなのでぶっちゃけました。。
一見そこそこ余裕がありそうですが、首都圏で2人子育てしていく上ではけっこうキツいもんです、はい。
税制上や補助金関係ではけっこうボーダーでもありますので、一番損をする年収ラインなどとも言われており・・・。
私の方の収入に上下がありますし扶養控除もないため、年度によってはけっこうヤバい。
そんなTK-Mamaの家庭が、幼稚園の無償化でどんな風に変化するのか?
月額2万5700円×12ヶ月・・・つまり30万8400円が1年で浮く
うちの家庭は、現在の制度では、自治体の私立幼稚園就園奨励費補助金を使って、年額で35,000円ほどしかもらえない世帯です(長女一人の例。2人目は算出方法が変わってきます)。
つまり27万3400円も余分に使えるお金が増えます。
このお金で何ができるでしょう? 捕らぬ狸の皮算用開始~!
子どもたちの習い事をもう一つ増やせる
うちの子たち(年長・年少)は二人とも習い事を2つやっています。ピアノと水泳です。
長女は空手にも興味があるそうです。やらせるかどうかは置いておいて、少なくとも年間で27万円浮くのであれば、習い事を増やすことはできるでしょうね。
貯蓄に回せる
ご存知のように、子どもで一番お金がかかるのは高校~大学までの学費や塾、仕送りなどです。
その時に備えて、毎年27万円を貯蓄に回すことができます。
けっして少ない金額ではありませんよね!
家族旅行に行ける
うちは夫婦とも実家から遠く離れた場所に住んでいますので、長期休暇の旅行=帰省になりがち。
27万円浮くなら、帰省以外に、家族の思い出作りももう少し多くできるかもしれません!?
もしかしたら、もう一人子どもを作れる!?
書いといて何ですが、それはありません・・・(笑)
政府の狙いとしては、この無償化パッケージを少子化対策のキーとして打ち出したいところですが、いろんなところで言われているように、少子化対策としては非常に不十分な内容ではないかと思います。
(待機児童対策は後回しになりましたし)
うちでいうと、年間27万円貰えるからってもう一人子どもを作るか?というと、夫婦仲は置いておいて(笑)、ちょっと、考えられないんですよね。
子ども1人育て上げるのに、大学まで行かせると2000万円かかると言われています。
・・・ちょっと必要な桁が違いますね。
誤解を恐れずに言えば、年収だいたい800万円あるTK-Mama家でこれです。
子どもたちに、少しでもよい学習環境を、さらにはよりよい生活をと考えると、そうなってしまうんですよね。
年収の多寡に差はあれど、TK-Mamaたちと同じように考える家庭、多いんじゃないでしょうか?
正直これが少子化のリアルかも。
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